レンタルについて

爆発等級・防爆構造について

防爆構造の種類と記号

1.耐圧防爆構造

全閉構造で、容器内部で爆発性ガスの爆発が起こった場合に、容器がその圧力に耐え、かつ外部の爆発性ガスに引火するおそれのないようにした構造をいう。

2.本質安全防爆構造

正常時及び事故時に発生する電気火花又は高温部により爆発性ガスに点火しないことが、公的機関において点火試験その他によって確認された構造をいう。

防爆構造表示の見方

防爆発工場等の記号

区分記号
防爆構造の種類 耐圧防爆構造 d
油入防爆構造 o
内圧防爆構造 f
安全増防爆構造 e
本質安全防爆構造 i
特殊防爆構造 s
爆発等級 爆発等級1 1
爆発等級2 2
爆発等級3 3a
3b
3c
3n
発火度 発火度 G1 G1
発火度 G2 G2
発火度 G3 G3
発火度 G4 G4
発火度 G5 G5
発火度 G6 G6

注:爆発等級3において、3aは水性ガス及び水素を、3bは二硫化炭素を、3cはアセチレンを対象とし、3nは爆発等級3のすべてのガスを対象とすることを示すものである。

代表的な爆発性ガスの爆発等級及び発火度

発火度
G1G2G3G4G5G6
爆発等級1 アセトン
アンモニア
一酸化炭素
エタン
酢酸
酢酸エチル
トルエン
プロパン
ベンゼン
メタノール
メタン
エタノール
酢酸イソベンチル
I-ブタノール
ブタン
無水酢酸
ガソリン
ヘキサン
アセトアルデヒド
エチルエーテル
爆発等級2 石炭ガス水性ガス エチレン
エチレンオキシド
爆発等級3 水素 アセチレン 二硫化炭素

爆発等級の分類

スキの奥行25mmにおいて火炎逸走に生ずるスキの最小値
防爆等級1 0.6mmを超えるもの
防爆等級2 0.4mmを超え0.6mm以下のもの
防爆等級3 0.4mm以下のもの

注:爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火炎逸走限界の値に従って3等級に分類する。

発火度の分類

発火度発火温度
G1 450℃を超えるもの
G2 300℃を超え450℃以下のもの
G3 200℃を超え300℃以下のもの
G4 135℃を超え200℃以下のもの
G5 100℃を超え135℃以下のもの
G6 80℃を超え100℃以下のもの

注:発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、6等級に分類する。